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#221 アイデアブック [資料など]

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1973年発行のアイデアブック#221。表紙に大きく「1」とありますが、これはアイデアブックのナンバー1という事らしいです。これまでもアイデアブックは#240など何種か出ていますが、仕切り直しという事になったのでしょうか。ちなみに2年後に発行された#222がナンバー2であるらしく、表紙に「2」の文字が付いています(ただし、無いバージョンもあるみたい)。
 この本も昔もっていたので懐かしくなり、オークションで入手したもの。これまでのアイデアブックが、プロのビルダーによる作品集のおもむきで、子どもが作るには無理がある場合が多かったのに対し、この#221では作りやすさを重視した内容となっております。制作行程をコマ撮り写真で見せる工夫も、はじめての試みでした。この写真には、ブリックの境界線を示す線がデザイン処理で描き入れられているのも親切ですね。
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 ご覧のように建物、乗り物、人物、インテリアや家具、さらには電話機やタイプライターなどの実物大?モデルなどまで、さまざまに知恵を絞った作品の作り方が掲載されています。前回ご紹介したギアセットを使ったモデルも含まれていますが、鉄道モノは皆無。思うに、鉄道シリーズが発売されていないアメリカ市場を意識した作りだったのではないでしょうか? そう思ってみると、なんだか表紙の男の子2人もアメリカ人っぽい。Tシャツに「SANTA CLARA」なんて書いてあるし。
 掲載されている船のモデルを2つばかり作って遊んでしまいました……。
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なおこの本の全ページはPeeronでスキャンデータを見る事ができます。こちらをどうぞ

1971年発行のドイツ版冊子『Das Lego Magazin』 [資料など]

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 1971年に各国で発行された立派な冊子のドイツ語版。上の写真で右に写っているのは先にご紹介した英語版(というかイギリス版)「Let's Play with LEGO 1971-72」です。
 これまでのあらすじ……というワケでもないんですが、以前に書きましたとおり、当方は子どもの頃、この冊子の日本語版を持っておりました。ご他聞にもれずどこかにいってしまって、後年になって調べてみても、当時のカタログにも載っていないこの冊子は永らく謎の存在だったのでございます。そんな時、海外のオークションサイトで偶然、この冊子のイギリス版をめっけて落札したのでした。その時の記事はこちら
 届いた品物を「お〜これこれ」と感涙にむせびながら眺めたのでしたが、記憶と異なり12V鉄道シリーズが掲載されていない……。日本ではイギリスと同様、結局12Vは発売されなかったものの、日本語版の当該冊子には確かに掲載されていたはず。で、12Vが売られていたドイツやフランス向けバージョンをサーチしたところ、Bricklinkでドイツ語版らしきものを発見、オーストリアから取り寄せたのが、この『Das Lego Magazin』というわけです。
 ズバリ『レゴの雑誌』とは、ドイツらしい直裁さと言うべきか……。でも実際、本文62ページ、フルカラーの冊子ですから、雑誌といってもいいかも。記憶にある12V鉄道シリーズもしっかり掲載されており、その分、56ページしかないイギリス版よりも厚くなっています。イギリス版には価格の表示はありませんでしたが、ドイツ版の表紙には価格1マルクとはっきり印刷されています。
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 ちなみに英語版の方の最後のページには「次回、この冊子で見たいと思う作品のアイデアをお寄せ下さい」という旨のメッセージが記されています(ドイツ語はチンプンカンプンでわからなかった……)。もしかして、この冊子は、定期的に発行される「レゴの雑誌」のパイロット版として位置づけられていたのかもしれません。
 近年のレゴについては門外漢ですが、『レゴマガジン』って、なかったっけ? 調べてみるとウィキペディアに詳しく載ってました(こちら)。それによるとレゴオフィシャルの定期刊行物は、1987年に「Brick Kicks」というタイトルで季刊誌が発行されはじめ、これが『Lego Mania Magazine』を経て2002年に『Lego Magazine』になった由。2008年からは『Lego Club Magazine』となって現在に至るとの事。これらはすべて英語版ですが、日本でも一時、レゴクラブの会員向けに日本語版『レゴマガジン』が出ていたようで。
 つまり、この冊子は、ずっと後で実現した〝レゴの雑誌〟の先駆けという事になるのでしょうか……。
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1974年版カタログ [資料など]

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 1974年版の日本語カタログのスキャンデータを当方のホームページにアップしました。→こちらです。上の写真に日本語版カタログと一緒に写っているのは英語版および、フランス語など3カ国表記版。英語版は以前紹介した書籍『50 years of LEGO brick』に付属していた復刻版です。
わざわざ復刻されるという事は、この年はレゴの歴史上、特別な意味があるのだろーか?……と考えてみると、現在隆盛を誇っているミニフィグのご先祖さまである、レゴ・ファミリーシリーズがお目見えした事が、なんといってもエポックメイキングな出来事だったのではないでしょうか。表紙にもドーンと登場しております。
 体裁は1973年版と同じ、大きさもページ数も同じ。新機軸として、製品を組み立てやすさなどからA・B・C・Dの4つのグレードに分け、それぞれにマークをつける工夫がなされています。各製品のパッケージにも、マークがついていたと思います。
 1974年すなわち昭和49年といえば、オイルショックの真っ最中。世の中ではトイレットペーパーの買い占め騒ぎとか、狂乱物価とかが騒がれておりました。もろに石油製品であるところのレゴも、さぞや値上がりしているだろうと思い調べてみると、1973年カタログでは800〜5,800円だった基本セットが、1974年カタログではナント! 850〜6,000円に値上がりしてる!!……って、思ったほど上がってないですね。アレレ?

宣伝用冊子「Let's Play with Lego 1971-72」 [資料など]

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 あまりレアだとか希少品だとか騒ぐのは好きではないのですが、でもこれは、本当に希少品かも? 1970年代初頭に発行されたらしきA4判・60ページに及ぶ堂々たるレゴ遊びの冊子です。オークションサイトを通じイギリスの個人から譲り受けました。内容は英文です。
↓表紙を開くと、案内役であるMr. and Mrs. Stud(スタッドとはレゴの〝ポッチ〟の事ですね)からのメッセージが……。
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 この冊子は本当に謎の存在なんです。
 Peeron などのデータベースサイトでは、レゴの各国版カタログや各製品の組み立て説明書、アイデアブックと呼ばれる歴代の作品集などの膨大なスキャンデータが収録されています。ところがこの冊子は、ずいぶん探しましたが見つからない。カタログや説明書とは違うし、強いて言えばアイデアブックに近い物なのですが、商品であるアイデアブックには品番が付けられているのに、この冊子には品番がありません。という事は、カタログと同じように店頭で配布された販促物なのかとも思いますが、こんな豪華なものを無料で配るでしょうか? 
 実際、この冊子の裏表紙には鉛筆で15pと小さく描かれており、たぶん15ペンスで売られていたものと思われます。つまり「品番のない商品」という、レゴの歴史上おそらく非常に珍しい物になってしまい、そのために存在が把握しづらくなったのではないかと推察されるわけです。

↓テーマパーク・本家レゴランドの紹介ページ。当時はデンマークにしかなかったんですね。
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↓自動車シリーズ、レゴランドシリーズの紹介ページ。
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 話はこれで終わりません。実はこの冊子の日本語版を、当方は子どもの頃に持っていたのです。これまた謎めいた話なのであります。
 たぶん東京の池袋だったと思いますが、レゴのカタログが欲しくてデパートへ出かけていったんですね。店員さんにたずねると、カタログは切らしているとの事。がっかりしていると、その店員さんは「こういう物があるけど」と言いながら、売り場の奥から問題の冊子を出してきてくれたのでした。無料との事でしたが、ただし表紙、裏表紙の無い状態でした。
 当方は書店勤めの経験があって、その際に見聞きしたのですが、洋雑誌などは返品する時、表紙だけを切り取って送り返すシステムをとっていました(今もそうかな?)。雑誌そのものを送り返すと送料が高くつくので、売れ残った証拠として表紙だけを返送し、中身は廃棄処分とするワケです。当方がもらった冊子も、もともとは売り物で、表紙をはずして返品処理したものを、特別にくれたのかもしれません。もちろん、もともと無料配布物だった可能性もあります。今となっては確かめようもない……。
 この冊子はずいぶん眺めて楽しんだものでしたが、ご他聞にもれずいつのまにかどこかへいってしまいました。で、後年、PeeronやらBricklinkで調べても、該当するものの痕跡さえ見つからない……。これには首をひねりました。他のアイデアブックなどはどれも、ちゃんとデータが収録されているのに……。
 当方にとってはまさしく幻となってしまったわけですが、最近になって、その英語版とおぼしき品物がオークションサイトに出品されているのを発見、ぶっちぎりの高値(といっても多寡が知れていますが)で入札してかっさらいました。いやもう、感涙ものでした。あれは幻じゃなかったんだ……という想いに浸りながらページを繰りました。前述のような事情で表紙もはじめて見るわけで、40年越しのミステリが解決した気分でした。

↓オリジナルの作品ページも充実。これは船舶のページ。
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 ところが! 記憶にある日本語版とこの英語版との間には大きな違いがある事を発見。日本語版には終わりの方にかなりのページを割いて「12V鉄道シリーズ」が紹介されていたのですが、英語版では割愛されています。イギリスでは日本と同様に、12V製品群が流通しなかった事は知っていましたが、その決定のタイミングは日本よりやや早かったらしき事がわかります(日本では1971年カタログに12V製品が掲載されている)。
 考えを進めると、もしかすると12Vシステムを大々的に掲載している事が仇になって、この冊子が流通しなかった可能性もあるかもしれません。日本では結局12V製品は流通しませんでしたから、こんな冊子が出回っては混乱したでしょうし。

↓ご覧のように4.5V鉄道シリーズはコッテリ紹介されています。
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 それはさておき、件の日本語版冊子には、12V鉄道シリーズの広大なレイアウトや、迫力ある走行シーンなどの写真が掲載されてた記憶があり(「これはすごい! 本物の鉄道模型だ」っていうキャッチコピーも覚えてます)、もう1度見たいと思うのでありました。
 その日本語版冊子が入手できればベストでしょうが、これは、それこそコレクターズアイテムで、おそらくは1冊も残ってはいないのではないでしょうか。あとは……、12V鉄道シリーズが流通していたドイツやフランス向けに、この冊子が作られていれば、それを手に入れる事ができるかもしれない……。
 ちなみにこの英語版冊子にはGB(グレートブリテン)の文字があり、イギリス市場向けである事がわかります。ということは、ドイツ版やフランス版もあるはずでは……? とにかく、日本語版の元になったバージョンが必ずあるはずですから、気長に探すことにいたしましょう。
 ああ、オールドレゴ探求の道は遠い……。

#240 アイデアブック [資料など]

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 レゴ社は各時代に、レゴの作品集とも呼ぶべき「アイデアブック」を発行してきましたが、その嚆矢となったのが1967年に発売されたこの#240であるようで。1970年の日本向けカタログを見ると、価格は100円となっています。表紙には各国語でタイトルが記されており、ちゃんと日本語表記もあります。
 これは当方が物心ついた頃に家にあって、でもすぐにどこかにいってしまい、レゴに熱中して遊んでいた頃はすでに幻となっていましたっけ。後から買いにいったらもう売っていなくてガッカリした覚えもあります。今、手元にあるものは海外オークションで入手したもの。かなりの数が流通していたようで、比較的容易に手に入ります。
 中身は説明文抜きの写真だけで構成されており、これは後に続く歴代アイデアブックにも継承されていますね。一方で、作りやすさとか組立て方などは二の次で、とにかく、レゴではこんな物も作れますヨ!……という一念がページから立ち上ってくるような印象です。

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ボーイングのストラトクルーザーを思わせる旅客機を中心に、飛行場風景を再現したページ。ミニフィグの登場はずっと後で、人形もすべてブリックで作られています。

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こちらはフェリーボートをめぐるシーン。このフェリーは1969年に発売された#343の原型と思われます。他のページに登場する#116らしき機関車や#346らしき家など、発行後1〜2年に発売された新製品のプロトタイプが散見されるのも興味深いところ。

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見よ、この巨大機関車の威容! モーターを2台使った超弩級ですが、構造を観察すると、これではカーブが曲がれないんじゃ……? けっこう〝無茶〟な作品が載っているのも、このアイデアブックの面白さです。

なお#240の全ページのスキャンデータがPeeronで公開されています。こちらをどうぞ。
http://www.peeron.com/scans/240-1/

1973年版カタログ [資料など]

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 1973年の日本語版カタログのスキャンデータを当方のホームページにアップしました。→こちらです
  先に海外で発行された1972年版カタログをご紹介しましたが、日本では1971年版の次にこの1973年版が発行された模様です。判も大きくなり、全体に垢抜けた印象になりました。内容の方も日本では2年ぶりのカタログとあって、新製品がズラリとならんでいます。一方で12Vシステムは姿を消してしまいました。
 Peeronを見ると、同じ体裁のカタログが各国で発行された事がわかりますが、ベルギー版やドイツ版では同じ16ページだてで、12Vシステムも掲載されています。日本版カタログに妙にゆったりしたページがあるのは、こういう事情だったわけですね。なおイギリス版カタログでも12Vシステムが割愛されており、日本版カタログとほぼ同じ内容となっています。 
 さてこのカタログも、かつて飽かず眺めた覚えがある懐かしいもの。表紙に載っている「デンマークのラルス君(5才)がレゴで作った『三階建の救急車』」も懐かしヤ……。それだけに国内オークションを介し譲っていただいた時には嬉しさもひとしおだったのですが、ほぼ全ページに元オーナーの方の手によると思われる書き込みが……。個人的に見るには別に邪魔にもならず、買い物の計画を練ったらしきメモなど、自分にも覚えがあるだけに微笑ましくもあるのですが、ウェブ上で公開するにはさしさわりがあるやもしれず、スキャンデータにはデジタルで修正を施しています。いや、これ、結構手間がかかりました。画像に変なところがあったら、修正作業の影響とご判断ください。また文字部分の修正の際は、万一にも間違いのないように心がけましたが、あくまでも完全なオリジナルでない事をご承知おきの上でご覧ください。
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 もうひとつ、同時期のアメリカ市場向けカタログをご紹介しましょう(Peeronに収録されていないようなので)。こちらは縦長のチラシを6つに折り畳んだ体裁のもので、表紙には「レゴの作品は元箱に入れて保存しよう」などと、コレクター向けか?と思わせる文句が付いています。そして裏表紙にあたるページには、上の1973年の日本版カタログ表紙に載っている「三階建の救急車」を手にした少年の写真が……。なんと、これがあの「ラルス君」なのかと思ったら、説明文には「7才のスティーブ君」の文字。インチキな! ラルス君を出せー!!
 なおこのアメリカ向けカタログの内容はデュプロ(ただしレゴ・プレスクールとなっている)、基本セット(品番は100番代)、レゴランドシリーズと自動車シリーズ(レゴ・モデルズの名称で一緒に扱われている)そしてモーターセットで、鉄道シリーズはまったく載っていません。

幻の? 1972年版カタログ [資料など]

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 日本語のカタログとしては1960年代末に2点(発行年は明記されていなかった)発行された後、1970年版、1971年版が出ています。ところがその次に出たのは、当方の知る限りでは1973年版で、1972年版というのは存在しない様子(あるはずだ!とおっしゃる方、情報をお寄せください)。しかしながら、海外ではご覧のように、立派な1972年版カタログが出ています。写真は海外オークションで入手したベルギー版(独仏語併記)で、Peeron にはドイツ版も収録されています。
 このカタログではレゴランドや4.5V鉄道シリーズに大物の新製品がいくつも登場しています。なぜ日本語カタログが出なかったのか、疑問が残るところ。1973年以後は順調に年版カタログが出ていますし……。ちなみにこの時代の輸入元は不二商で、1960年代末にそれまでの朝日通商から引き継ぎ、1978年にレゴ・ジャパンが設立されるまで日本での販売業務を担当していたはずです。
↓このように、レゴランドシリーズのページには大物の新製品がズラリ……。
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1972年の日本版カタログが発行されなかった理由は……?
 推理その1;新製品が多かったこと自体が理由だったのかも。レゴランドシリーズはともかく、4.5V鉄道シリーズでは従来のセットや単品の車両がほとんど廃番となり、新しい製品群と入れ替わっています。そして車両の構造も、足回りに車輪や連結器もついた一体形の台車パーツに統一され、連結器の高さなど規格も若干変更されています。こうなると、1971年以前の製品は売りづらくなると思うのですが、もし、日本市場で旧製品の在庫がまだたくさんあったとしたら、この際、カタログの発行を見送ってでも、旧製品を売ろうという判断がなされた……という事は考えられないでしょうか。
↓4.5V鉄道シリーズのページ。列車セットはすべて新製品に移行しています。
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 推理その2;あるいは1971年のカタログには掲載されていた12V鉄道システムの動向と関係があるのかも。海外では販売が続けられていたにもかかわらず、1973年の日本版カタログでは姿を消してしまっているからです(ちなみにイギリス版でも同様)。1972年のカタログを出す時期に、不二商では12Vシステムを日本向けに発売するかどうか、決めかねていたとか……?
↓ベルギー版の1972年版カタログには引き続き、12V鉄道シリーズが掲載されています。
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 12Vシステムが結局、日本に流通しなかった理由も不明ですが、家庭用コンセントから電源をとるトランスを使うこのシステムでは当然、日本の100V規格のトランスが必要となり、それがネックになったのかも。しかし、不二商はドイツの有名な鉄道模型メーカーであるメルクリン製品の輸入も手がけており、こちらでは日本規格のトランスをちゃんと発売していますから、技術的な問題はなかったはず。下の写真は1975年の「メルクリン」日本版カタログより。日本規格のトランスが掲載されており、しかもレゴの場合と異なり実際に市場に出回っていました。
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 思うに、レゴの12Vシステムは、価格や位置づけを考え合わせると、日本では売れないだろうという、シビアなマーケティング結果だったのかもしれません。
 いずれにしても、12Vシステムの製品群は今後、掘り下げて行きたい研究テーマですね。
 なお1972年のベルギー版カタログの全容は、Peeron で見る事ができます。

「新しいレゴモーターのしおり」 [資料など]

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 古レゴ関係の日本語の印刷物として、カタログ以外にこんな物も手元にありましたのでご紹介します。スキャンデータは当方のホームページに公開していますのでご参照ください。→こちらです
これはおそらく1970年頃のものだと思われます。印刷はドイツ。日本語カタログもそうですが、デジタルフォントなんかない時代、ドイツで日本語の活字を組んでいたのかと思うと不思議な感じです。「モーターは正しい方向にしかはまりませんから、あなたがまちがって逆さまに置くことはないでしょう」なんて、文章がいかにも翻訳調でぎこちないのも面白いですね。
 さて「新しいレゴモーターのしおり」とありますが、あなたにとって何が新しいのでしょうか(こっちの文章までおかしくなってきた)。レゴのモーターは1966年に発売されていますが、この頃に改良型に移行したのに伴い、こんな説明書が作られた模様です。
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 上の写真の右が旧型、左が新型です。ご覧の通り、中央部の天地寸法が、ブリック4段分から、3段+3分の1段(薄板1枚)分へとスリムになっております。モーターに「床板」をセットして、その上にブリックをとりつければ、モーター上面と高さが揃う事になり、車体を作るにも好都合な寸法になったワケですね。
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 そして最大の変化はユーザーによるケースの分解が可能になった事。おそらく、12Vシステムの発売をにらみ、内部のモーター本体を交換する事で4.5Vから12Vへのグレードアップを可能にするため、設計変更されたのだと思われます。結局、日本では12V関連製品はほとんど流通しませんでしたから、あまり意味がありませんでしたが……。
 旧型ではケースの外側に「4.5V」と印字されているのが、新型では見られなくなり、代わりに上面の小さな窓から、内部のモーター本体に記された「4.5V」ならぬ「4V」の文字が識別できるようになっています。
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 また、「レゴの新しいモーターにはテレビやラジオの電波を邪魔しない装置がついているから」「家族の人達がテレビをみたり、ラジオをきいている時でも、レゴのモーターで遊べます」との事です。
なお、このしおりの写真ではモーターもバッテリーボックスも青ですが、これはまもなく黒に変わりました。機関車などのセットでは、旧型の時代から黒のものが使われていました。
 25センチ四方ぐらいの用紙の両面に、微に入り細に渡る丁寧な説明がビッシリ書かれている「新しいレゴモーターのしおり」。これを見て、ある種の熱気みたいなものを感じるのは当方だけでしょうか……。

1971年版カタログ [資料など]

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 1971年の日本語版カタログのスキャンデータを当方のホームページにアップしました。→こちらです
 このカタログは冊子ではなく、縦に長い1枚のチラシタイプで、これを8つに折り畳むと一番上が表紙になります。一度にスキャンできなくて苦労しました……。Peeronにはこれと同じもののベルギー版の他、まったく別のイギリス向け1971年版カタログ(これは冊子タイプ)が掲載されています。
 さて1971年版の日本語カタログの内容は……。「レゴランド」シリーズに新製品が大量に加わって大発展、名称も1970年のカタログでは「たのしいレゴの町」と称していたのが、このカタログでは「レゴランド」の名が使われはじめました。自動車シリーズは軒並み新製品に移行、「新しくモデルチェンジしました!!」とあり、名称はレゴ・カーシリーズとなっています。また「女の子の為に二つのセットが生まれました!!」というコピーの下、新製品の「リビングルームセット」「キッチンセット」が掲載されています。これは後年のホームメーカーシリーズの先祖という事になるのでしょうか(まだフィギュアは登場していません)。
 12Vシステムの鉄道シリーズも引き続き掲載されていますが、1970年版カタログでは価格も掲載されていたトランス(パワーパック)が、電動ポイントとともに「日本では未発売です」とあり、国内流通の雲行きが怪しくなってきた感じが……。事実、これを最後に12Vシステムは日本のカタログから姿を消してしまうのです。

本の紹介 レゴブリックの50年 [資料など]

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 2008年はレゴ誕生50周年の年だったそうで、記念出版物がいくつか発売されました。この本もそのひとつで、原題は50years of The LEGO Brick。アマゾンで購入しました。レゴの歴史がグラフィカルに紹介されています。そして、昔のカタログ類の復刻版が数種類、付属しているのが売りになっています。
 その付録とは……
 ・1958年のレゴの特許証明書レプリカ
 ・1959年のドイツ語版カタログ
 ・1963年の販売店向けカタログ
 ・各国語併記パンフレット(年代不詳)
 ・1960年代中期のドイツ後版カタログ
 ・1969年の英語版(イギリス向け)カタログ
 ・1974年の英語版(イギリス向け)カタログ
 ・1976年の英語版(イギリス向け)カタログ
 ・1979年の英語版(イギリス向け)『テクニック』カタログ
 ・50周年記念ステッカー
……となっております。
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 古いカタログ復刻版は、印刷物のスキャンで入稿データを用意したものもあるようで、文字や画像が多少、ぼやけている場合があるのが残念ですが、贅沢は言いますまい。これらの付録は、本のページをめくると要所要所で現れるポケットに納められています。このポケットは、レゴブリックのポッチを思わせる丸穴が並んだデザインの楽しい造り。6つのブロックが納められたカバーとともに、レゴファンのハートをくすぐる心憎い書物になっています。
 なお当方が購入したのは英語版で、別にドイツ語版もあります。まさか、英語版とドイツ語版で、付録の内容が違うって事はないよね……? 不安になってきたゾ。
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